嘔吐・下痢症
[2025.04.14]
突然の嘔吐や下痢で困る患者さんがたくさんいます。
嘔吐下痢症は正式には「感染性腸炎」という名前になります。
原因はウイルスや菌、毒素などが口から入ってしまい発症します。
毒素の場合には数時間で発症し、その他、ウイルスや菌の場合には発症するまでに1~2日、長いと数週間かかります。
最も有名なもの一例としてノロウイルスですが、生ガキなど二枚貝に含まれており、ウイルスの量が100個程度とごく少量でも感染すると言われております。
一緒に食べた人の全員が発症するとは限りません。
症状は倦怠感やおなかの嫌な感じ、食欲不振で始まり、嘔吐、発熱、下痢などが起こり、4~5日程度で自然に改善します。
食事などをとれないことが多く、おしりからどんどん水様便が出るため、脱水の対応をすることが大切です。
食事前の手洗いをしっかり行いましょう。
食事をする限りはいつでも感染する可能性はありますので、いつでもご相談ください。